材料がシンプルで自宅でも挑戦する方も多いのでは。しかし、底上げしたり、腰折れしたり、大きな穴ができたり。。。なかなか成功しない方のために今回は底上げについてお話していきます。今からご紹介するポイントをおさえれば底上げ知らずになりますよ。
そもそも底上げってなぜ起きるのか
油や水分がしっかりと混ざっていないため、焼いている間に底に溜まってしまいます。そうなると生地がシフォン型とくっつくことができずに、空洞ができてしまうのです。またオーブンの温度が適温ではない場合も底上げしてしまう原因となります。低い温度で焼いてしまった場合は生焼けになり、逆さにして冷ましている間に底の部分がはがれてしまします。また温度が高すぎる場合には急激に生地が膨らむことで底上げの原因となるのです。底上げの原因として大きくは生地の混ぜ不足、温度管理が原因となります。原因が分かれば、どうすべきかわかりますよね。次は底上げしないためのポイントをおさえていきましょう。
底上げしないためのポイント
まずは卵黄と砂糖をしっかりと泡立てます。白っぽくなり、文字を書いてみてもすぐに消えないというところまで泡立ててください。そのあと油を入れるのですがここがポイント。油を一気に入れず、少しずつ入れてくださいね。少し入れては混ぜるを繰り返していきますが、ここで時間をかけすぎるのもよくないので、1分ほどで油を入れきってください。全部、油が入ったらさらに混ぜていきます。生地の状態がマヨネーズくらいの硬さになることがポイント。そのあとに水分を入れてさらに混ぜ合わせます。油や牛乳が多いレシピの場合は湯せんで油や牛乳など40℃くらいに温めると混ざりやすくなるのでおすすめです。
オーブンについては同じ機種でもクセなどがあり、上手に付き合っていく必要があるのですが、予熱の際に一緒に天板もオーブンの中に入れ天板ごと温めるようにすることで底上げしにくくなります。天板ごと予熱することで庫内の温度が急激に下がることを防ぎます。またオーブンの予熱は材料の計量などをする前に予熱をはじめてください。予熱完了しても30分ほどは置いておくことで、庫内をしっかり温めることができます。
シフォンケーキ成功の秘訣
今回は底上げの原因をご紹介しました。原因としては生地の油と水分が混ざりきっていない、温度が適温ではないの2つがありましたね。作る上でのポイントとしては卵黄生地に油を入れる際に、少しずつ入れ、その都度しっかり混ぜる。油を入れきった後もしばらく混ぜ、マヨネーズくらいの硬さになるまで混ぜる。そのあとに水分を加えて混ぜる。オーブンの予熱は材料を準備する前に行い、天板ごと予熱する。
シフォンケーキは材料がシンプルで挑戦しやすいのですが、少し難しいところもあります。私も失敗続きだったので、成功するまでに時間がかかりました。しかし成功した時の感動はすごいですよね。こちらの記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
シフォンケーキを本格的に焼きたいという方は馬嶋屋菓子道具店さんのつなぎ目のないシフォン型がおすすめです。つなぎ目がないってところがミソですよ。つなぎ目があるとほんとお手入れが大変です。ただでさえ、シフォン型洗うの大変なのに、つなぎ目があるとほんとキレイにならんのですよ。しかも馬嶋屋菓子道具店さんのシフォン型お値段もリーズナブル。私の近所で売られているシフォン型は1つ4000円くらいする。もう、目ん玉飛び出ました( ´∀` )しかも20cmを超えるシフォン型でつなぎ目がないって私の近所ではお目にかかれないんですよね。毎回、お手入れにイライラするのではなく、ストレスなくお手入れしましょ。

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